月刊「教育美術」

月刊誌「教育美術」

豊かな情操と想像力をはぐくむよう、教育と美術をお届けする、月刊誌です。

2020年5月号 No.935

鑑賞のひろがり
 美術鑑賞の対象は、伝統的な美術作品や現代アート、実物作品や複製、「もの」や「こと」、さらにデジタル画像から環境全体へと広がってきました。鑑賞の場も、学校や美術館、身近な地域やテレビ放送、さらにインターネットの世界へと拡張されてきました。こうした作品概念の広がりやそれを体験する場の広がり、それらを支えるメディアやテクノロジーの発達が、多様な美術鑑賞の機会を可能にしてます。
 本特集が、それらの広がりを展望するとともに、そのような多様性のなかで、あらためて鑑賞学習とそれを支える鑑賞教育の在り方を考えていくきっかけになればと思います。


【特集】

《特集》鑑賞のひろがり〔特別寄稿〕
多様な表現に対する受容がもたらすもの
 横浜美術大学 学長 宮津 大輔

様々な感覚を通した鑑賞を深める
制作体験の可能性
 明治学院大学 非常勤講師 半田 こづえ

中学生が鑑賞者として、
表現者として瀬戸内国際芸術祭に参加する
~オニノコ瓦プロジェクト2の活動を通して~
 香川大学教育学部附属坂出中学校 教諭 渡邊 洋往

陶鎔小サタデーコミュニティー「あそびじゅつかん」の実践記録
 東京都東大和市立第十小学校 図画工作専科教諭 中根 誠一

「なぜスーラは点描で絵を描いたのか?」
~『グランド・ジャット島の日曜日の午後』の鑑賞を通して~
 東京学芸大学附属竹早中学校 教諭 杉坂 洋嗣

対話型鑑賞で活用するデジタル鑑賞コンテンツ
「モティーフ操作アプリケーション」の可能性
 美術館整備局 専門員兼主任学芸員(鳥取県立博物館) 佐藤 真菜

わくわく透明クリエイティブシート
 愛知県名古屋市立穂波小学校 教諭 檜山 雄大

学びの基礎としての朝鑑賞
 武蔵野美術大学 教授 三澤 一実

パブリックドメイン・コレクション(第2弾)


【連載】

第79回全国教育美術展特選作品より 作品紹介

【シリーズ 乳幼児はすごい!33】
 保護者も共に育つ生活展に向けて
 ~子どもに寄り添った生活とそのプロセスの展示の工夫~
  文教大学教育学部 准教授 宮野 周

スクールアート風土記Vol.33
  岩手県 盛岡市立巻堀小学校 校長 佐藤 あい子

[保育実践]
 子どもの興味関心から豊かな学びにつながる道
  神奈川県 関東学院六浦こども園 保育教諭 北川 理恵
  《実践報告を読んで》
   常磐会短期大学 教授 平野 真紀

[授業実践] 小学校 〈第4学年〉
 お面をつくろう ~ 僕、私だけのヒーロー ~
  東京都 江戸川区立篠崎第五小学校 教諭 清水 将大
  《実践報告を読んで》
   札幌市教育委員会 幼児教育センター担当課長 野切 卓

[授業実践] 中学校 〈第1学年〉
 頭にツノが生えてきた?!
 ~自分らしいツノってどんなツノ?~
  滋賀県 大津市立田上中学校 教諭 山元 千紘
  《実践報告を読んで》
   東京学芸大学 教授 相田 隆司

文献紹介
  竹井 史/著 『幼児期の終わりまでに身につけたい造形道具の
          知識と技能が楽しくしぜんに育つ本』
  (札幌大学女子短期大学部  教授 阿部 宏行)

〔レポート〕
●設立65周年を迎える造形教育センターの月例研究会と
 水島尚喜先生講演会報告
●公益社団法人日本美術教育連合主催 造形・美術教育力養成講座
 第5期 美術教育ワークショップ  ― 越境し、拡張する美術 ―
●第79回 全国教育美術展 表彰式

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