月刊「教育美術」

月刊誌「教育美術」

豊かな情操と想像力をはぐくむよう、教育と美術をお届けする、月刊誌です。

2026年11月号 No.1013

202611

鑑賞の広がりと深まり
 作品を見ての幼児の模倣遊びから,小中学校での鑑賞事例,生成AIを活用した鑑賞学習のアプリの開発,美術館での触る鑑賞の取り組み,戦前に発表された湯川尚文の「鑑賞教育私論」をもとに,これからの鑑賞教育をめぐる論考などを紹介します。本特集が,「みる」「きく」「触れる」「語る」など鑑賞の広がりと深まりを展望できるきっかけになれば幸いです。


【特集】

模倣遊びを取り入れた幼児の鑑賞教育
 大阪樟蔭女子大学 准教授 栗川 直子

表現と鑑賞が往還する学校環境の創出 ~「対話的な鑑賞活動」の設定と指導の工夫~
 新潟県長岡市立日吉小学校 教頭 石垣 言美

彫刻と出会い,感じ,つくる ―「彫刻のまち宇部」で育む鑑賞と表現の学び―
 山口県宇部市立見初小学校 校長 吉田 睦美

鑑賞との出会い
 山崎学園富士見中学校高等学校 美術科主任 杉原 誠

生成AIで「自分の見方」に気づく美術鑑賞 ―「鑑賞スキル可視化アプリ」を用いた中学校での実践―
 筑波大学 芸術系 教授 石崎 和宏
 インディペンデント・スカラー 王 文純

もおか子ども美術館 ―児童画発祥の地 真岡の「子ども学芸員」
 國學院大學栃木短期大学 教授 名取 初穂

触覚からひろがる・ふかまる鑑賞 ~京都国立近代美術館「さわるコレクション」~
 京都国立近代美術館 学芸課 研究員 松山 沙樹

鑑賞とは何か  湯川尚文の問いから,“見ること”の教育を考える
 武蔵野美術大学 教授 三澤 一実

〔レポート〕
● 一宮の歴史にさわる!
  みる,さわる,ふれあう ユニバーサル・ミュージアム in 一宮
  報告者:一宮市博物館 学芸員 瀧 はる香

EDITOR'S PICK UP
● パブリック・ドメイン作品がダウンロードできる美術館
  Tokyo Museum Collection(ToMuCo)―東京都立博物館・美術館収蔵品検索
● ムサビ中学生チャンネルスタート


【連載】

第85回 全国教育美術展特選作品より 作品紹介

【シリーズ 乳幼児はすごい! 88】
 小さな手から広がる,表現する力 ~満1歳児からの造形あそび~
  学校法人白梅 認定こども園 子どもの森 保育部主任 稲生 百恵
                      幼稚部主任 星 望

教美アートギャラリー(第49回)
 島根県立美術館 学芸員 西川 瞭

[保育実践]
 センダンの木の絵
  東京都杉並区 中瀬幼稚園 教諭 遠藤 詩之
  《実践報告を読んで》 大阪常磐会大学短期大学部 准教授 久保 葉子

[授業実践] 小学校 〈第3学年〉
 児童が対話を通して主体的に表現及び鑑賞の活動ができる図画工作科の指導の工夫
  埼玉県 羽生市立手子林小学校 教諭 五十嵐 はる菜
  《実践報告を読んで》 群馬大学 教授 郡司 明子

[授業実践] 中学校 〈第3学年〉
 私の空想出土品 ~琉大附属埋蔵文化財博物館を創設しよう~
  琉球大学教育学部附属中学校 美術科教諭 大川 晃
  《実践報告を読んで》 神奈川県 川崎市立枡形中学校 校長 岩崎 知美

文献紹介
 書籍名:美術をたのしむ、美術館をたのしむ ―ある地方美術館の挑戦
 著 者:森 芳功
 紹介者:山木 朝彦(鳴門教育大学 名誉教授)

〔レポート〕
● 第71回 造形教育センター 夏の研究大会
  報告者:杉坂 洋嗣(造形教育センター  第35代委員長,東京学芸大学附属竹早中学校)
      橋本 正裕(造形教育センター  研究部長,成城学園初等学校)
● 令和8年度 都中美 夏季研修「作品持ち寄り研修会」レポート

教美インフォメーション(研究会・イベント情報)
価格1,100 円(税込)